funky music machine
Let Me Be Your Man / Tyrone Ashley's Funky Music Machine
 Truth & Soul '07 

タイロン・アシュリーこと本名サミー・キャンベルはニュージャージーのソウル・シンガー。
ジョージ・クリントン率いるパーラメンツの地元のライバル・グループとしてPファンク前史にその名が登場するドゥー・ワップ・グループ、デル・ラークスのリード・シンガーとして50年代末から60年代半ばまで活動。その後、キャンベルはタイロン・アシュリーを名乗り、ファンキー・ミュージック・マシーンなるバンドを率いて1970年にシングルを2枚リリース(うち1枚はソロ名義)。
本作『Let Me Be Your Man』は、その2枚のシングルの4曲の他、その前後の1968~1972年に録音された未発表曲を収めた編集盤。やはり時代的にはファンキーな曲調が多くなっているが、このあたりは旧知のクリントンの動向を意識していた部分もあったのかもしれない。非常にイナタく垢抜けないソウル/ファンク・ナンバーばかりだが十分に楽しめる。

ディープなソウル・バラード「Come On Home」、重く泥臭いファンク・ビートが轟く「Just A Little While Longer」、フォー・トップス「I Can't Help Myself」のカバーも、モータウンの軽快さとは無縁のアーシーなノリ。優美なムードのスロウ「For Your Love」、「Let Me Be Your Man」はインストのミディアム・ナンバー。
ファンキーなグルーヴが渦巻く「Sing A Song Sister」は、ホーン・セクションも分厚く盛り上げる。軽やかなギターとパーカッションがリズムを刻むグルーヴィー・ソウル「Can't Stay Away」、ムーディーなスロウ・ナンバー「Love Sweet Love」、ギター・リフとピアノの刻みが強力なフックを形成するファンク・チューン「Gotta Clean Up The World Pt.1」、更にファンクの骨格が剥き出しになった「Gotta Clean Up The World Pt.2」、ファンクなドラムの鳴りとグルーヴィーなワウ・ギターのインスト「I Want My Baby Back」、「Does Frankie Ever Call My Name」はマッタリムードのミディアム。