past present and the futures
Past, Present And The Futures / The Futures
 Philadelphia International '78 

フィラデルフィアの実力派5人組ヴォーカル・グループ、フューチャーズ。
1975年の1stアルバム『Castles In The Sky』は、デトロイト録音でブッダからのリリースながらも、フィリー・ソウルの大名盤として語り継がれる素晴らしい作品。その実力が認められたのか、2ndアルバムとなる本作『Past, Present And The Futures』はシグマ録音でPIRからのリリースと、地元フィリーの名門スタジオ&レーベルへと堂々の凱旋を果たした。

リチャード "ピストル" アレンやロバート・ホワイトといったファンク・ブラザーズの面々に、デイヴィッド・ヴァン・デピットらのアレンジというデトロイト産擬似フィリー・ソウルな前作も良かったが、本作はボビー・イーライ、レオン・ハフ、ローランド・チェンバースなどMFSBのメンバーを中心に、ドラムはシカゴとフィリーを股にかけて活躍したクイントン・ジョセフといったメンツで、ディスコ期のフィリー・サウンドを楽しめる本作もなかなかの良作。

アルバム冒頭を飾る「Party Time Man」からディスクティークなフィリー・ダンサーで上々の滑り出し。更に素晴らしいのが続く「Ain't No Time Fa Nothing」。絶妙なテンポで揺れるグルーヴィー・ミディアムで、これもDJ MUROの『Diggin' Ice '96』で初めて聴いて魅せられた曲。
ファルセット・リードのドリーミー・スロウ「Deep Inside Of Me」、ベース・シンガーがリードを取るムーディーな「Sunshine And You」、柔らかなメロウ・ナンバー「Come To Me(When Your Love Is Down)」、心地よいリズムでまったりと進むミディアム「You Got It(The Love That I Need)」、スムーズなフィリー・グルーヴ「(You're The One)Someone Special」、ラストの「I Wanna Know ; Is It Over」は語りも入ったソウルフルなバラード。