coming home
Coming Home / Truth
 Devaki '80 

ブラインド×エロジャケでも有名な、名盤の誉れ高いトゥルース『Coming Home』。
このグループの前身は、60年代後半にオハイオ州はクリーヴランドで結成された5人組ヴォーカル・グループ、インペリアル・ワンダーズとのこと。インペリアル・ワンダーズはシングルを数枚リリースするもヒットには恵まれず。76年には、メンバーのうち3人と、同じくクリーヴランド出身のファンク・バンドS.O.U.L.のメンバーだった(2nd『Can You Feel It』のみ)ラリー・ハンコックが加わった4人組のグループ、トゥルースを結成。この4人時代はシングル1枚のみのリリースしかないようだが(今ではこの時代の未発表音源をたっぷり収めたCDが2枚出ている)、ようやくアルバムをリリースできる頃には、このグループはレオ・グリーンとラリー・ハンコックのデュオになっていた。

ラリーはオージェイズのエディー・リヴァートの従兄弟とのことだが、おそらくラリーとは旧知の間柄だろう、オージェイズの初期メンバーのボビー・マッシーが本作のプロデューサーを務めている。やはりラリーは血筋なのかリヴァート臭ムンムンのヴォーカルで、もう一人のレオもラリーと似た声質の持ち主。この2人が黒く濃く汗臭いソウルフルなヴォーカルで休む間もなく歌いまくる様は圧巻で、本作は全6曲収録とややヴォリューム不足ながら、それを感じさせない充実した内容になっている。

アルバム・タイトル曲「Coming Home」は躍動するダンス・ナンバーで、ラリーとレオの熱いヴォーカル・バトルに血が滾る。「It's Gonna Take A Miracle」はディープでソウルフルなヴォーカルに聴き惚れるバラード。「International Dancing」はダンサブルなアップで、ここでも2人のヴォーカルは激熱。素晴らしい。
情感溢れるスロウの「Understanding」、哀愁滲むミッド・ダンサー「Touch Me」、ラストのエレガントなミディアム・スロウ「See You Later」まで、すべて名曲ばかりの逸品。