southern cookin
Southern Cookin'
 Polydor '79 

世にエロジャケは数あれど、裸エプロン・ジャケはコレ以外にはソニンの「カレーライスの女」ぐらいしか知らない。そんな稀少なアートワークでジャケ買い必至のソウル・ヴォーカル・グループ、サザン・クッキンの唯一のアルバム。
グループ名のとおり、南部出身と思しき男3女2の5人組。70年代末という時代的にはかなり難しい時期の作品であることは、タイトルにディスコと付いた曲が2曲もあったりすることからも窺えるが、これがアルバム全体としては意外にもディスコ色は希薄。土臭いサザン・ソウルというわけでもなく、かと言って都会的に洗練されているわけでもない、イナタく中庸な作品ではあるが、とりわけミディアム系の楽曲に良さを感じさせる好盤だと思う。

アルバムのオープナーの「Disco Fiend」は、ディスコ中毒という割にはモッサリ垢抜けないノリのファンキーなナンバー。男女リードでしっとりと歌い上げるムーディーなスロウ「You Are My Inspiration」、太い男性リードが男臭いながらもスムーズな曲調のミディアム「One Of Those Days」、女性シンガーが歌うゆったりとしたバラード「Meddlers」、「The Rainy Day」はグルーヴィーなミディアム・ソウルでコレは気持ちイイ。個人的には本作のベスト・トラック。

「Everything Is Disco」は、これもタイトルに反して気持ちいいテンポでスムーズに流れるミディアム・ナンバー。ややジャジーな鍵盤とスペイシーなシンセが入るユルいノリのファンキー・チューン「It's Time To Party」、まったりメロウな「Let Me Be Good To You」、ややアーバンなムードも漂うミディアム・チューン「Do Your Thing」、ラストの「We The People」は華やかなホーンとヴォーカル・ワークで聴かせるファンキーなナンバー。