creative sounds
Creative Sounds Of The Organization / Organization
 Wirl '74 

バルバドス産レア・グルーヴの激レア盤として知られるクリエイティヴ・サウンズ・オブ・ジ・オーガニゼーション。まさかこんなブツまで4年も前にアナログ再発されていたとは知らなかった(CDでは再発されていない模様)。そのリイシュー盤すら探してもなかなか見つからなかったのだが、ようやく手頃な価格で入手。

まず、バルバドスって何処だ?って感じだが、カリブ海の南に浮かぶ人口25万人程度の小さな島国。一般的には、R&Bスターのリアーナの出身国ということで最も知られているのではないかと思うが、こんな辺境の地(と言っては失礼だが)にもファンキーな音楽をやる連中はいた。

まず本作で特筆すべきは「Smokey Feeling」、コレしかない。
ヘヴィーに打ちつけまくるドラム・ビートに分厚くヒットするホーン・セクション、ファンキーに刻むチキン・スクラッチ・ギター、乾いた骨っぽいパーカッションが重なる、煙たいグルーヴが脈々とウネる超弩級のバルバドス・ファンク。コレはとんでもなく強力な1曲だ。
ただし、ファンク・ナンバーと言えそうな曲はこの曲のみで、他の曲はラテン/カリビアンな楽曲を中心にポップな曲まで結構幅広いレパートリーを収めているが、それらの曲にもやはりファンキーなフィーリングは通底している。

ヒュー・マセケラのカバー「Johannesburg Hi Lite Jive」はアフリカンとカリビアン、カリプソっぽい雰囲気が混ざったような楽しげなナンバーで、陽気なリズムにカラダも揺れる。「Hog And The Big Feast」もカリビアンで、グルーヴィーなドラムとベース、よく分からないムーグっぽい音も入ってファンキーなサウンド。
クラレンス・カーター作でバディー・マイルスもカバーした「Take It Off Him Put It On Me」もファンキーなカリビアン・ビート仕立て。「Priest」は祝祭感溢れるダンサブルなカリプソ・ナンバー。

「Personality Scene」もオルガンがグルーヴィーに鳴るカリビアン。ダイアナ・ロス「Touch Me In The Morning」のカバーはメロウなミディアム・スローだが、ドラムはしっかり打っている。
「Give And Take Some」はオリジナル曲ながら意外にもキレイなメロディーのポップ・ナンバー。メロウな「Ain't Understanding Mellow」はジェリー・バトラーのカバーで、これもラテン/カリブ色は希薄。ラストの「Good Loving」はヤング・ラスカルズのカリビアン・カバー。