junkyard band
The Word/Sardines / The Junkyard Band
 Def Jam '86 

ワシントンDCのGo-Goバンド、ジャンクヤード・バンドは1980年に結成。結成当初のメンバーの年齢は8歳から13歳で、楽器を購入する金が無いため、バケツや鍋、フライパンなどを叩いて演奏していたとのこと。
地元の学校やレクリエーションセンター、ストリートなどでの演奏が評判を呼び、やがてデフ・ジャムと契約、86年に最初にリリースしたレコードがリック・ルービン・プロデュースのシングル『The Word / Sardines』。
この時点でもまだメンバーはみな10代半ばから後半。ゆったりとしたGo-Goビートにラップやコール&レスポンスを乗せていくスタイルだが、とにかく尋常でないベースの太さ重さで、ドラム・パーカッションもしっかりとファンク・グルーヴを繰り出してくる。

A面の「The Word」はブッといベースとチャカポコと打ち鳴らされるパーカッションが強力なGo-Goビートに、子供声でオールドスクールのりのラップを乗せる。
B面の「Sardines」も極太ベースがブンブン唸りブーストしまくるヘヴィー・ファンクGo-Goで、大勢声のガヤがワサワサと盛り上げる。この曲はディアンジェロもライヴでカバーしており、Voodooツアーのライヴ盤『Live In Oslo』で聴くことができる。