cornbread earl and me
Cornbread, Earl And Me / The Blackbyrds
 Fantasy '75 

ハワード大学で教鞭を執っていたドナルド・バードが、同大学の学生達を集めてファンク・バンドを結成。バードの大ヒット作『Blackbyrd』にも参加した彼らは、そのタイトルに因んでブラックバーズと名付けられ、73年にファンタジーからアルバム・デビュー。
本作『Cornbread, Earl And Me』は同名タイトルの映画のサウンドトラックで、75年のリリース。同じ年にブラックバーズは『City Life』というアルバムもリリースしているが、カタログ番号で判断すれば本サントラの方がリリースは先だろうか。

本作ももちろん全曲バードの作曲・プロデュース。前2作同様に本作も、バードがミゼル兄弟とのコラボレーションで得たスカイハイ・サウンドのメソッドが本作にも注入されているが、ミゼル兄弟による洗練された、宙空を舞うようなまさにスカイハイなプロダクションに比べると、ブラックバーズの諸作はどこか泥臭くイナたいノリで、テイクオフせずに地に足がついた感じが良かったりする。加えて、本作はサントラということもあり、ブラックッスプロイテーション感漲るスリリングなジャズ・ファンクや、スコアっぽい楽曲も含まれるが、前2作が気に入ったならば本作も楽しめることは間違いない。

アルバムのオープナー「Cornbread」は、本作のメイン・テーマとなる臭みのあるアーシーなファンク・ナンバー。続く「The One-Eye Two-Step」はタイトなリズムを刻むジャズ・ファンク・チューンで、このアルバムの頭2曲はなかなかカッコいい。
「One Gun Salute」と「The Gym Fight」はブラックスプロイ・サントラ然としたスリリングなジャズ・ファンクで、ヒリヒリとした緊迫感にシビれる。
「Soulful Source」は粘っこいグルーヴを繰り出す泥臭いファンク・チューン。クールなミッドナイト・ジャズ・ファンク「Wilford's Gone」は、やはりギャング・スター「Say Your Prayers」でのネタ使いが印象深い。
他の曲は、コールリッジ・テイラー・パーキンソンが指揮するオーケストラ演奏のスコア。