night life
Night Life / Blair
 Solar Sound '78 

ブラックバーズの元メンバーのギタリスト、ブレアことバーニー・ブレア・ペリー。
ブラックバーズに在籍していたのは1stアルバム『Blackbyrds』と2ndアルバム『Flying Start』の2作のみだが、あの名曲「Walking In Rhythm」の作曲者でもあるブレアが、脱退後にリリースした唯一のソロ・アルバムが本作『Night Life』。

非常に洗練されたストリングス・アレンジやスペイシーなシンセサイザーが特徴的な、アルバム・タイトルどおり夜の匂いのするメロウ・グルーヴ/ジャズ・ファンク作品になっていて、ブラックバーズ時代を思わせるようなサウンドも聴かせてくれる。
全曲の作曲、アレンジ、プロデュースはブレア自身であり、ギターはもちろん、曲によってはベースやキーボード、ヴォーカルも担う。

アルバムのオープニング・ナンバーはタイトル曲の「Night Life」。夜空をクルーズするようなストリングスにスペイシーなシンセが壮観な、メロウ&ブギーなジャズ・ファンク・ナンバー。「Hey Sexy Mama」はロイ・エアーズがやりそうな重く粘り気のあるディスコ・ファンク・チューン。「Who Is Blair」も壮麗なストリングス・アレンジが映えるグルーヴィー・ダンサー。

「You Are My Whole Life Baby」は、かの「Walking In Rhythm」を更に洗練させたようなメロウ・ミディアム。「Virgo Princess」はジャジーなギターとストリングスがアーバン・ムードを醸すジャズ・ファンク。
ロマンティックなスロウ・ナンバー「We Need Love」、ラストの「They Blow My Mind」も心地いいグルーヴィー&メロウなミドル・チューン。