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昨年の今頃にファンキーなクリスマス・ソングを集めたプレイリストをエントリーしましたが、今回はアルバム編。自分の所有しているレコード・CDの中からの選盤で、前回のプレイリストの曲が入っているアルバムが大半ですが、巷に溢れるヌルいクリスマス・ソングなんか聴きたくないじゃ!というファンカティアの皆さん、ご参考までにどうぞ。


Christmas Is 4 Ever / Bootsy Collins
 bootsy
まず最初はやはり自分が1番好きな、ブーツィーの最高に楽しくファンキーな2006年のクリスマス・アルバムから。オリジナルのクリスマス・ソングはもちろん、お馴染みのスタンダード・ナンバーも強烈にファンク化。毎年クリスマス・シーズンにはヘビロテしていますが、クリスマス以外の時期に聴いても素晴らしいアルバム。

A Soulful Christmas / James Brown
soulful christmas
先日レヴューしたばかりの作品ですが、やはりJBのクリスマス・アルバムは外せません。3枚あるJBのクリスマス・アルバムのうち、最もファンキーな68年の2枚目。ファンク革命真っ只中の時期のJBだけに、優れたファンク・アルバムとして楽しめます。

Hey America / James Brown
hey america
全曲オリジナルのクリスマス・ソング(作曲はナット・ジョーンズ)で固めたJBの70年リリース、3枚目のクリスマス・アルバム。明確にファンキーな曲は、音だけ聴くとクリスマス感皆無のタイトル曲のみですが、ジャンプ・ナンバーからバラード、語りモノまでJBの芸の幅を楽しめる力作です。

In The Christmas Groove
christmas groove
UKのレーベル、ストラットが2009年にリリースしたレアなクリスマス・ファンク・コンピレーションの決定版。いわば、クリスマス・ファンク・コンピ界の『Funky 16 Corners』的なアルバムといったところでしょうか。聖夜をドス黒く染め上げる泥臭いファンクが詰まってます。

Christmas Rap
christmas rap
プロファイル・レコーズの87年のクリスマス・ラップ・コンピ。ランDMC「Christmas In Hollies」をはじめ、バカバカしくも楽しくファンキーなクリスマス・ラッピンがたっぷりで、パーティー気分を盛り上げてくれます。

Christmas On Death Row
death row
ヒップホップのクリスマス・コンピをもう1枚。こちらは泣く子も震え上がるデス・ロウ・レコーズの96年のクリスマス・コンピレーション。バンギンなトラックの殺伐としたギャングスタ・ラップに混じって美麗なR&Bナンバーもありでサイコーです。

Let's Go Go Christmas
go go
ラップに続いては91年リリースのGo-Goのクリスマス・コンピ。御大チャック・ブラウンを除けば、ほぼ無名のGo-Goバンドばかりですが、チャカポコ打ち鳴らすGo-Goビートに乗せてクリスマスを楽しく盛り上げてくれます。

The Spirit Of Christmas / Chuck Brown
chuck brown
99年の御大チャック・ブラウン単独のクリスマス・アルバム。オジキがあの渋い声で朗々と歌うクリスマス・スタンダードも、それはそれでなかなか味わい深いのですが、約半数の曲ではしっかりチャカポコとGo-Goビートが鳴っているので安心です。

Merry Christmas From The Bigg Man / Bigg Robb & Da Problem Solvas
bigg robb
巨漢トーク・ボクサー、ビッグ・ロブのクリスマス・アルバム。ファンキーにバウンスするビートに乗せて、歌心溢れるスウィートなトーク・ボックスを聴かせてくれます。

The Ultimate Gift / Rahsaan Patterson
rahsaan
2008年リリース。ジャケットはもうちょっとどうにかならなかったのかと思ってしまいますが、流石はラサーンだけに内容は保証付き。デビュー時からのファンクな体質と攻めた姿勢はクリスマス・アルバムでも変わらず。

Christmas Funk / Aloe Blacc
aloe
アロー・ブラックの2018年のコレもメチャメチャ楽しくファンキーなアルバム。マライア・キャリー「恋人たちのクリスマス」や、ワム!「Last Christmas」といった超有名曲のカバーも最高に楽しく聴けます。

It's A Holiday Soul Party / Sharon Jones & The Dap-Kings
sharon
生前最後の作品となってしまったシャロン・ジョーンズ 2015年のクリスマス・アルバム。シャロンのソウルフルなヴォーカル、ダップ・キングスのロウなバンド・グルーヴを本作でもたっぷり楽しめます。

This Ain't No White Christmas / Rudy Ray Moore
rudy
性(?)なる夜を盛り上げるルディ・レイ・ムーアのXXX-RATEDなクリスマス・アルバム。コレは要注意です。アルバムのほとんどの曲は、小さく流れるファンキーでブルージーな演奏をバックにムーアが喋くり倒す下品なエロ漫談で、言葉が理解できないと正直キツイです(英語が分かるともっとキツイかもしれませんが)。くれぐれもジャケットに釣られて手を出さないよう。

Santa's Funk & Soul Christmas Party Vol.1~4
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最後はドイツのレーベル、トランプ・レコーズの究極のクリスマス・レア・ファンク・コンピレーション・シリーズ。もう出ないかと思ってましたが、今年7年ぶりにVol.4がリリースされました。クリスマスはもうこの4枚を流しっ放しにしておけばそれでOKです。