2014/12

Dirty Mind/Prince Warner '80プリンスの3rdアルバムにして問題作『Dirty Mind』。最初の2枚のアルバムは、所々ではみ出している部分はあるものの、まだ割りと穏健なポップ・ソウル/ライト・ファンクだったが、この『Dirty Mind』で聴けるのは従来のR&B公式から大きく逸脱 ...

Raw Soul Rare & Unreleased Funk From Norfolk,Virginia 1971-1973 Plut '10ヴァージニア産レア・ファンクのコンピレーション。ヴァージニア・ローカルのファンクなんて、さすがにマニアック過ぎてよく分からないのだが、ここに収められている曲はなかなかどうして、聴き ...

The Final Blow/Fred Wesley & The Horny Horns featuring Maceo Parker AEM '94ホーニー・ホーンズの未発表曲集。おそらくは、70年代の2枚のアルバム『A Blow For Me,A Toot To You』『Say Blow By Blow Backwards』のアウトテイクが大半だろうが、明らかに新し目の音の曲 ...

Christmas Is 4 Ever/Bootsy Collins Shout! Factory '06ブーツィーの最高にファンキーで楽しいクリスマス・アルバム。邦題『灼熱のファンクリスマス』。定番クリスマス・ソングにオリジナル曲も交えつつ、ブーツィーのぶっといベースがへヴィなファンク・ビートを弾き出す ...

Soul Makossa/Afrique Mainstream '73ディヴィッド・T・ウォーカー、アーサー・ライト、チャック・レイニー、チャールズ・カイナードらが一堂に会した企画モノだが、これがなかなかカッコいいファンク・アルバム。さすがに腕利きが集まっているだけあって、グルーヴ感たっ ...

Motherlode/James Brown Polydor '88クリフ・ホワイト編纂による、JBの未発表曲集。『In The Jungle Groove』の続編的な位置付けのアルバムだが、60年代末~70年代前半の録音を中心とした、世に出ないままだったら余りに勿体なさすぎる、埋もれたへヴィー・ファンクの大鉱 ...

Inner Crisis/Larry Willis Groove Merchant '73ニューヨーク出身の鍵盤奏者、ラリー・ウィリスがグルーヴ・マーチャントに吹き込んだリーダー作。全身黒ずくめで肩からバッグ提げてるジャケットがチープだが、このアルバムはジャズ・ファンクの傑作と言っていい内容。1曲 ...

Soul Vaccination:Live/Tower Of Power Epic '9998年のツアーの模様を収めたライヴ盤。タワー・オブ・パワーはライヴ盤の多いバンドだが、これは70年代の全盛期にまったく引けを取らない素晴らしいライヴ・アルバムだ。何より、ガリバルディとロッコのファンク史上屈指のリ ...

Do I Make You Feel Better?/Ndugu & The Chocolate Jam Co. Epic '80レオン・”エヌドゥグ”・チャンクラー率いるファンク・バンド、チョコレイト・ジャム・カンパニーの2nd。エムトゥーメイやレジー・ルーカスなど、70年代にはジャズをやっていたミュージシャンが、70年 ...

These Songs For You,Live!/Donny Hathaway Atlantic '042004年に突如このCDがリリースされた時は本当に驚いた。72年の『Live』と没後の79年にリリースされた『In Performance』から数曲づつと、未発表のライヴ音源6曲を追加したライヴ・ベスト盤。やはり注目すべきは未発 ...

A Little Love Will Help/East Bay Rhythm 7 Bridges '01ポール・ジャクソン、ビル・サマーズ、ジェイムス・リーヴァイらヘッド・ハンターズ人脈を中心に、フレディ・ワシントンやホルヘ・サンタナらベイ・エリアの腕利きが集結した70年代後半のセッション音源を発掘したブ ...

In The Slot/Tower Of Power Warner '75ベイエリア・ファンクの雄、タワー・オブ・パワーの6thアルバム。このアルバムでは、全盛期を支えたヴォーカルのレニー・ウィリアムスが脱退し、ヒューバート・タブスが加入。伸びやかなハイ・トーンが特長的だったレニーに対し、ヒ ...

Freddie Terrell's The Soul Expedition LeFevre Sound '71ジャケットが最高すぎるアトランタ出身のファンク・バンドの唯一のアルバム。イナタく垢抜けないローカル・バンドだが、B級ゆえの黒く臭味のあるファンク/ソウル・サウンドは、好きモノにとっては堪らないハズだ ...

Standing On The Verge Of Getting It On/Funkadelic Westbound '74ブーツィー本格参戦直前、エディ・ヘイゼルを中心に据えた時代の最後のアルバム。全曲エディの作曲、エディと白人ギタリスト、ロン・バイコウスキーの2本のギターを前面に立てたブラック・ロック・アルバ ...

Superfly/Curtis Mayfield Curtom '72ブラックスプロイテーション映画のサウンド・トラックの金字塔にして、問答無用の大名盤。『Superfly』は映画、音楽ともに大ヒットしたが、このサントラ盤はカーティスの最もヒットしたアルバムであるだけでなく、この年最も売れたブラ ...

Revolution Of The Mind/James Brown Polydor '71しばしばJBの最高傑作と評されるアポロ劇場でのライヴ盤。カッコいいジャケットとタイトルだけで評価1割増しだが、確かにコレは数あるJBのライヴ盤の中でも『Love Power Peace』に次ぐ傑作。ブーツィー&キャットフィシュ ...

Your Game...Live At The 9:30 Club/Chuck Brown Raw Venture '01JBに匹敵するほど数多くのライヴ盤を残しているチャック・ブラウンだが、これは地元での2001年のライヴ音源。もちろん、パーカッションを強調し、ノンストップで曲を繋いでいくGo-Goスタイルで、非常に楽し ...

So Sexy/Sidney Joe Qualls Chi Sound '79カール・デイヴィスのチャイ・サウンドからリリースされた、シドニー・ジョー・クオールスの2ndアルバム。アル・グリーン・フォロワーと見なされるシンガーで、抑制された歌い口はアルそのまんまに聴こえる瞬間もあるが、確かな実 ...

True Soul Volume 1 Now-Again '11アーカンソーに存在したマイナー・レーベル、トゥルー・ソウルの音源をナウ・アゲインが編纂したコンピレーション。この第1集は60年代後半~70年代前半の録音のものらしく、黒音マニアのツボを確実に突いてくる、イナタく泥臭いB級ファン ...

What's Bootsy Doin'?/Bootsy Collins Columbia '8882年の『One Giveth,The Count Taketh Away』以来、長らく沈黙していたブーツィーが、6年ぶりに放った復活作。再始動の前哨戦としてプロデュースを手がけたマイコ・ウェイヴ『Cookin' From The Inside Out!!!』、トラブル ...

↑このページのトップヘ