2015/07

New Directions/The Meters Warner '77 メンバーにとっては不本意なかたちで世に出てしまった前作『Trick Bag』を最後に、アラン・トゥーサン&マーシャル・シホーンと袂を分かち、またバンド内のパワー・バランスの変化、方向性の相違からバンド運営が困難になってきたミ ...

Average White Band Atlantic '74 アトランティックに移籍し、活動の拠点をアメリカに移してリリースしたアヴェレイジ・ホワイト・バンドの2ndアルバム。デビュー作『Show Your Hand』では、結構粗削りなファンクをやっていたが、アリフ・マーディンのプロデュースによる ...

Beginning Of The End Alston '76 バハマのナッソー出身のファンク・バンド、ビギニング・オブ・ジ・エンドの超レアな2ndアルバム。「Funky Nassau」のヒットを生んだデビュー作は、ジャンカヌーと呼ばれるラテン/カリブ色の濃い、熱く照りつけるようなファンク・サウン ...

Gears/Johnny Hammond Milestone '75 ラリー&フォンスのミゼル兄弟=スカイ・ハイ・プロダクションの手がけたアルバムは、一時期は本当によく聴いていた。そのほとんどがアナログでも比較的手に入りやすいことも大きな要因だったが、そのメロウでグルーヴィーな、分かり ...

The Living Legend/The Baby Huey Story Curtom '71 シカゴ生まれの巨漢シンガー、ベイビー・ヒューイのカルト・ファンク/ソウル・アルバム。プロデュースはカーティス・メイフィールド。自身のバンド、ベイビー・シッターズを率いて録音された本作。ベイビー・ヒューイ ...

Let's Go Crazy(Special Dance Mix)/Prince & The Revolution Warner '84 『Purple Rain』からのシングル・カットで、「When Doves Cry」に続き全米シングル・チャートを征した「Let's Go Crazy」。アルバム冒頭を飾る、ロック・スターとしてのプリンス像を一発で印象付け ...

The Payback/James Brown Polydor '73 70年代前半のJBは、ブーツィーらが去った後、フレッド・ウェズリーの音楽監督のもと、すぐさまバンドを立て直し、「Hot Pants」や「There It Is」、「Make It Funky」などのファンク・クラシックを輩出。一方、JB's名義でもジャズ・ ...

I Can't Stand The Rain/Ann Peebles Hi '74 ハイ・レコードの看板女性シンガー、アン・ピーブルズ。痩身に似合わずグッとソウルを押し込めたディープな歌唱。ジャンプ・ナンバーではファンキーで抜群のノリで聴かせ、スロウでは時にアーシーで泥臭く、時に愁いを帯びた可 ...

Monster Jam From Sugarhill P-Vine '92 Pヴァイン編纂の、シュガーヒル・レーベルのシングル曲等をコンパイルした編集盤。80年代前半の、いかにもシュガーヒルなオールド・スクール感バリバリのファンクが満載で、これは非常に楽しい。リック・ジェイムス風ファンク・ナ ...

Delights Of The Garden/The Last Poets with Bernard Purdie Douglas '77 ストリート詩人集団、ラスト・ポエッツがバーナード・パーディーを起用して制作したアルバム。ポエッツとパーディーの連名となっていることからも分かるとおり、パーディーのグルーヴ・マスターっ ...

Live At P.J.'s/Kool & The Gang De-Lite '71 クール&ザ・ギャングの3rdアルバムにして2枚目のライヴ盤。前作『Live At The Sex Machine』は、若さと勢いに任せた、粗削りでヤクザなストリート・ファンクだったが、本作はやや落ち着いた雰囲気で、ジャズ/ジャズ・ファン ...

Southern Nights/Allen Toussaint Reprise '75 暑い夏の夜、夜風に当たりながら聴きたいアルバム。アラン・トゥーサンの代表作にして、ニューオリンズ音楽を代表する名作『Southern Nights』。前作『Lefe,Love And Faith』はファンキーな傑作だったが、引き続きミーターズ ...

Shockadelica/Prince Warner '87 『Sign Of The Times』からのシングル・カット「If I Was Your Girlfriend」のB面曲。『The Hits & The B-Sides』に収録されているのは短いヴァージョン。先にリリースされたジェシー・ジョンソンのソロ・アルバムと同タイトルなのは偶然 ...

Dance To The Music/Sly & The Family Stone Epic '68 最初のアルバム『A Whole New Thing』は野心的な意欲作だったが、セールス的には振るわず。ヒットが至上命題となったスライは、ポップでキャッチーで踊れる作品をエピックから求められ、要求どおりに初のヒット曲「Da ...

Harlem River Drive Roulette '71 エディ・パルミエリ主導によるニューヨーク・ラテン名盤にしてレア・グルーヴ定番アルバム。ラテンとファンク、ジャズのハイブリッドを試みた企画モノと言ってもいいアルバムだが、エディのバンドに加え、バーナード・パーディー、コーネ ...

The Main Ingredient/Pete Rock & C.L. Smooth Elektra '94DJ、プロデューサーのピート・ロックと、MCのC.L.スムーズのコンビによる2ndアルバム。ソウル、ファンク、ジャズの偉大な遺産を掘り起こし、丁寧に磨きをかけて組まれたピートのトラックは、普段ヒップホップを聴 ...

Complete & Unbelievable:The Otis Redding Dictionary Of Soul/Otis Redding Volt '66しかしこのジャケット最高過ぎる、オーティスの傑作『ソウル辞典』。本作の録音当時、既にノドの調子が良くなかったのかもしれないが、オーティスの熱く噎せ返るようなソウルは何ら変わ ...

All Day Music/War United Artists '71 ウォーの大出世作『The World Is A Ghetto』の前年にリリースされた傑作『All Day Music』。高い演奏能力に支えられたファンク/ラテン/ロック/ジャズのハイブリッド・サウンド。土煙り舞う乾いたグルーヴと、路地裏の哀愁メロウ ...

Fela's London Scene/Fela Kuti EMI '71 本作はジンジャー・ベイカーの手引きでロンドンに渡ったフェラが、アビー・ロード・スタジオで録音したセッション集。土着的なアフリカ音楽とJB直系のファンク・サウンドのミックスだが、ここではまだその両方が原型を留めたままぶ ...

Housequake(7 Minutes Mo' Quake)/Prince Warner '87『Sign Of The Times』からカットされシングル・ヒットした「U Got The Look」の12インチ・シングルB面の、「Housequeke」のエクステンディッド・ヴァージョン。「Housequake」は、殿下史上屈指のヘヴィー・ファンク・ボ ...

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