2015/10

100% Cotton/The James Cotton Band Buddah '74 ブルースにしてもジャズにしても、その王道に今だ踏み込めずにいるコンサバなファンク/ソウル・リスナーの自分にとっては、その辺縁に位置するファンキーだったりソウルフルだったりするものは非常に美味。ファンク・ブ ...

Memphis Unlimited/O.V. Wright Back Beat '73 70年代前半、O.V.ライトとハイ・リズムがガッチリ組んで世に送り出した傑作中の傑作『A Nickel And A Nail And Ace Of Spades』と『Memphis Unlimited』。土臭く乾いたサザン・ソウル・バラード主体の72年作『A Nickel And A ...

Live At The Sex Machine/Kool & The Gang De-Lite '71 クール&ザ・ギャングの2ndアルバムとなるライヴ盤。次作もライブ盤『Live At P.J.'s』と、デビュー直後から立て続けにライヴ盤をリリースしており、ライヴ・パフォーマンスに余程自信があったことが窺える。『Live ...

Midnight Marauders/A Tribe Called Quest Jive '93 サンプリング・アートとしての可能性を追求した1st『People's Instinctive Travels and the Paths of Rhythm』、シンプルに研ぎ澄まされた重低音ビートでシーンに一大潮流を巻き起こした2nd『The Low End Theory』に続 ...

Spirit Man/Weldon Irvine RCA '75 ウェルドン・アーヴィンの通算5枚目のアルバム『Spirit Man』。自主レーベルNodlewからリリースした初期の作品は知的でスピリチュアルな好盤だったが、RCAに移籍後の『Cosmic Vortex』と本作『Spirit Man』は、アースやPファンクなど同 ...

The Dynamic Clarence Carter Atlantic '69 盲目のシンガー/ギタリスト、クラレンス・カーターの2ndアルバムとなるサザン・ソウル名盤。リック・ホール制作のフェイム・スタジオ録音とくれば、もうそれだけで内容は保証されたようなものだが、ロジャー・ホーキンズ、バリ ...

Neighborhoods/Olu Dara Atlantic '01 ナズの父親としても知られるギタリスト/コルネット奏者のオル・ダラ。長いキャリアを誇る人だが、初のリーダー作『In The World:From Natchez To New York』をリリースしたのは98年、57歳の時というなかなかの遅咲き。この人の演奏 ...

Hey Man... Smell My Finger/George Clinton Paisley Park '93 クリントンはヒップホップやデジタル・テクノロジーに早い段階から意識的で、ソロ転向後は自分の音楽にそれらをどう取り込んでいくかがテーマだったが、さしものクリントンもこの新しい音楽をモノにするのに ...

Root Down/Jimmy Smith Verve '72 オルガン・ジャズ・ファンクの大定番、ジミー・スミスのライヴ盤『Root Down』。ジミー・スミスはソウル・ジャズ界の重鎮、大御所中の大御所オルガン奏者だが、正直なところそんなに熱心に聴いてこなかった。しかし、このアルバムはだけ ...

Us/Maceo People '74 70年にメイシオをはじめとするJBのバンド・メンバー達が待遇改善を要求しストライキを敢行、労使交渉を求めるもJBは完全拒否、まさかの全員クビという強権発動には、メイシオらは青ざめたに違いない。その後、クビになった連中はメイシオを中心に、メ ...

Yes We Can/Lee Dorsey Polydor '70 アラン・トゥーサン・プロデュース、ミーターズがバック・アップしたリー・ドーシーの傑作『Yes We Can』。70年のトゥーサン&ミーターズの音なのだから、これはもう悪かろうハズがない。ドロドロにぬかるんだニューオリンズ・ファンク ...

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