カテゴリ:Small Talk

当ブログの投稿で最も多く読んでいただいている【Favorite Albums】。ディスク・レヴュー総数が1000枚に到達した記念に100枚選んだのが始まりでした。以降、何度かの増量と選盤の見直しを行ってきましたが、この度200枚に増量しました。No.1~10 の上位10枚のみ順位付けして ...

昨年の今頃にファンキーなクリスマス・ソングを集めたプレイリストをエントリーしましたが、今回はアルバム編。自分の所有しているレコード・CDの中からの選盤で、前回のプレイリストの曲が入っているアルバムが大半ですが、巷に溢れるヌルいクリスマス・ソングなんか聴きた ...

以前、自分が普段愛聴しているスウィートでメロウなソウル・ミュージックのアルバム選を、"Beautiful Soul Music" というタイトルで投稿しました。そのうち追加していくつもりで、結局放置したまま1年近く経過してしまいましたが、この度やっと更新しました。特にテーマらし ...

これほど過小評価されてきたファンク・レジェンドは他にいないかもしれない。ベティ・デイヴィス。過激で奔放で性的な歌詞やステージ・パフォーマンス、およそ美声ともソウルフルとも言い難い喉が潰れてしまいそうなガナリ声ヴォーカル。良識あるリスナーや保守的なソウル・ ...

グレッグ・ウェブスター(グレゴリー・アレン・ウェブスター)は初期オハイオ・プレイヤーズのドラマーで、バンドの創設メンバーのひとり。オハイオ・アンタッチャブルズがオハイオ・プレイヤーズへと改名したのが1968年で、この時点でのラインナップはグレッグ、クラレンス ...

Mtume。最初読み方がよく分からなかったこのアーティスト(Pronounced EM-TOO-MAY)の曲を初めて聴いたのは、たしかUKのマスターカッツから92年にリリースされたコンピレーション『Classic Mellow Mastercuts Volume.2』だったと思う。曲はもちろん「Juicy Fruit」。大胆に打 ...

兄弟で活躍したファンク・ミュージシャンと言えば、まず真っ先に思い浮かぶのがキャットフィッシュ&ブーツィーのコリンズ兄弟やアイズレー・ブラザーズ。他にも、ジョンソン兄弟(ブラザーズ・ジョンソン)やパザント兄弟、ウィルソン3兄弟(ギャップ・バンド)にもひとつ ...

 よく言われる、「音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽で形成される」説。自分の場合は中3、14歳の時に『Lovesexy』を聴いて衝撃を受け、そこからプリンスの過去作を『For You』まで遡ってすべて聴き、それから2~3年はプリンス浸けの毎日。大人になってからの音楽の好みは、1 ...

90年代前半にUKのアシッド・ジャズから遡って、60~70年代のソウル・ジャズ、ジャズ・ファンクに興味を持った自分が最初に聴いたのが、プレスティッジのファンク・インクと、ブルーノートのロニー・スミスだった。69~70年の『Think!』や『Drives』、『Move Your Hand』とい ...

ファンクは基本的に集団で創り上げる音楽だ。ジェイムス・ブラウンは60年代後半に自身のバンドを率いてファンク革命を起こし、70年代のファンク隆盛期を盛り上げたのはホーン・セクションまで擁した大所帯のバンドだった。ファンクのソロ・アーティスト自体がほとんど存在し ...

ブラック・ミュージックにおいても稀に存在する、いわゆる "監獄モノ"。高い塀と鉄条網で外界から隔絶され、鉄格子に囲まれた暗く鬱屈した人の業渦巻く修羅場で録音された音源には、他の作品には求め得ない独特な肌触りがあるように思う。そもそも監獄モノと呼ばれるものに厳 ...

プリンスの『Graffiti Bridge』に収録されていた「We Can Funk」が大好きで、そこで客演していたジョージ・クリントンに興味を持ち、プリンスのレーベル、ペイズリー・パークから前の年に出ていた『The Cinderella Theory』を聴き、Pファンクって何だ?となっていた頃に、デ ...

 一般的には、ポール・ジャクソンと言うとジャズ・ミュージシャンということになるのだろうが、自分にとっては紛れもなく史上屈指のファンク・ベーシストだ。骨太でずっしり重いジャクソンのベースほど、"ゴリゴリ"という表現が似合うものはない。ジャクソンはオークランド ...

兄のロバートと共にクール&ザ・ギャングを起ち上げた中心メンバーのロナルド・ベル(aka カリース・バイヤン)。サックス奏者であり、プロデュースや作曲、アレンジにも才覚を揮った人。特に初期のクール&ザ・ギャングの楽曲は、作曲もアレンジもクール&ザ・ギャングとク ...

当ブログのごく初期に、70年代10大ファンク・バンドというテーマでアルバム・レヴューを書いていたことがあったが、そういえば80年代はやってなかったなぁと思い、今回の記事を書いた。70年代のファンクと80年代のファンク、それぞれに抗い難い魅力があるが、70年代のファン ...

フェラ・クティの音楽を初めて聴いたのは、1993年に日本のビクターが "Fela Kuti Afro Groove Collection" と題して、70年代のフェラの作品を一挙にCD化した時だった。当時Black Music Review誌に掲載されたレヴューを読んで興味を持ち、まずは美味しいところをギュッと凝縮 ...

 飾らない朴訥としたヴォーカルで、温もりに溢れた数々の名曲を送り出してきたソウル・シンガー/ソングライター、ビル・ウィザーズ。遅咲きの苦労人がブッカー・T・ジョーンズのプロデュース、MG'sを中心にレコーディングした1stアルバム『Just As I Am』をリリースしたの ...

英 Bass Player 誌の「史上最高のベースラインTOP40」、ファンク/ソウル系の楽曲も意外に多く入っていて、そのチョイスもまったくもって納得なのだが、自分の好みで選んだらだいぶ変わってくるだろうなと思い、40曲選んでみた。こういうのは考え過ぎると収拾がつかなくなる ...

早いもので、2010年代もあと数日で終わり。この10年、いやもう20年近く前から、1年間に購入する新譜CDは片手で足りるほどで、新しい音楽はまったくフォローできていない。90年代にはあれほど聴き漁ってたヒップホップも、2000年以降はシーンの動向を追うこともなくなった(た ...

ミーターズのリーダーとして、ネヴィル・ブラザーズの長兄として、永年にわたりニューオリンズの音楽シーンを牽引してきたアート・ネヴィル。ホウケッツのメンバーとして「Mardi Gras Mambo」でデビューしたのが1953年、17歳の時。その後、60年代半ばには自身の名を関したバ ...

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